2026年10月12日(月)
京都9R 蹴上特別
3歳以上2勝クラス・定量
ダート1800m・右
発走予定14:35
■勝率の高さと、好走を重ねた厚み
3戦2勝のテイエムサンレーヴ。
7戦して6回、3着以内に入っているイプシロンナンバー。
勝率を見れば前者、複勝率を見れば後者が上に立つ。
蹴上特別の出馬表には、異なる強みを持つ馬が並んでいる。数字で比較する際に大切なのは、「何を評価した順位なのか」を明確にすることだ。
今回は提示された通算着度数を使い、混合レーティングの実績部分を数値化する。
■今回の評価範囲
混合レーティングは、次の100点配分を基本とする。
市場評価:30点
実績評価:25点
適性評価:20点
展開評価:15点
状態評価:10点
今回の出馬表では、単勝オッズ、近走の着差や時計、京都ダート1800mの成績、脚質、馬体重が確認できない。
そのため、算出するのは実績評価25点分のみ。残り75点分は未評価とし、総合MRや勝利確率は算出しない。
掲載された着度数は通算成績として集計する。「前4走」という表示だけから、直近4走の内容を推測することはしない。
■実績を数値化する方法
出走数=1着+2着+3着+4着以下
勝率=1着数÷出走数
連対率=(1着数+2着数)÷出走数
複勝率=(1着数+2着数+3着数)÷出走数
実績評価=25×
(勝率×0.40+連対率×0.30+複勝率×0.30)
率は小数で計算する。
勝ち切る力をやや重く評価し、連対と3着以内の安定性を加える今回の簡易指標である。対戦相手の強さやクラス差は補正していない。
■MR実績部門順位表
順位 馬番 馬名 実績点/25
1位 12 テイエムサンレーヴ 16.67
2位 1 イプシロンナンバー 15.00
3位 4 ソルチェリア 10.00
3位 6 マシン 10.00
5位 9 サザンウォリアー 9.79
6位 5 ゼンエスポワール 9.62
7位 7 トゥーザムーン 8.06
8位 10 ニホンピロデヴィン 7.27
9位 2 ロードソルスティス 7.22
10位 11 レッドボブ 6.11
11位 3 クロノスバレット 5.71
12位 8 シグムンド 4.10
※通算着度数だけを用いた順位。今回のレースにおける総合的な能力順位ではない。
■各馬の短評
12番 テイエムサンレーヴ
通算3戦2勝。勝率・連対率・複勝率はいずれも66.7%で、実績点は首位となった。ただし、1走の結果で率が大きく動く少数出走の評価。2勝クラスで通用するかは、過去の勝利内容を確認して判断したい。
1番 イプシロンナンバー
通算7戦3勝、2着1回、3着2回。勝率42.9%、連対率57.1%、複勝率85.7%。勝利数と好走頻度の両方が目を引く。通算成績の安定性は強みだが、今回の条件適性まで証明する数字ではない。
4番 ソルチェリア
通算8戦2勝、2着2回。連対率50.0%で、実績点は10.00。上位2着に入った頻度を評価した。先行力や近走の位置取りが分かれば、展開面の評価を追加できる。
6番 マシン
通算8戦2勝、2着1回、3着2回。複勝率62.5%で、ソルチェリアと同点。ソルチェリアは連対率、マシンは複勝率が高く、同じ点数でも実績の構成が異なる。
9番 サザンウォリアー
通算12戦2勝、2着4回、3着1回。連対率50.0%に対し、勝率は16.7%。2着の多さが特徴となる。勝ち切るために何が必要かは、着差やレース内容を確認したい。
5番 ゼンエスポワール
通算13戦2勝、2着4回、3着2回。複勝率61.5%で、好走頻度が実績点を支えている。サザンウォリアーとの差は0.17点にとどまり、適性や状態を加えれば順位が入れ替わる余地がある。
7番 トゥーザムーン
通算9戦2勝。勝率22.2%、複勝率44.4%。今回の簡易指標では中位評価。牝馬56kgという条件は確認できるが、それだけで有利とは判断できない。
10番 ニホンピロデヴィン
通算11戦2勝、2着2回。連対率・複勝率はともに36.4%。3着歴がないため、複勝率を含む今回の計算では加点が伸びにくい。近走内容による補足が必要な馬だ。
2番 ロードソルスティス
通算9戦2勝、3着2回。実績点は7.22で、ニホンピロデヴィンとは僅差。勝率は上回る一方、連対率は下回る。点差だけで明確な優劣をつけるのは難しい。
11番 レッドボブ
通算18戦2勝、2着3回、3着2回。複勝率38.9%。出走数が多く、通算の勝率は低めとなる。直近の上昇や条件替わりによる変化は、この指標には反映されていない。
3番 クロノスバレット
通算14戦2勝、2着1回、3着2回。実績点は5.71。通算率では下位だが、京都ダート1800mでの実績や現在のクラス成績が分からないため、今回の好走可能性まで低いとは断定できない。
8番 シグムンド
通算25戦2勝、2着2回、3着3回。出走数は最多で、実績点は4.10。通算率だけでは評価が伸びないが、特定の条件に成績が集中している可能性は別途確認する必要がある。
■56kgと58kgをどう読むか
3歳牡馬のソルチェリア、マシン、サザンウォリアー、テイエムサンレーヴは56kg。4歳以上の牡馬は58kg、牝馬のトゥーザムーンは56kgで出走予定となっている。
ただし、定量戦の年齢・性別による斤量差を、そのまま能力差として扱うことはできない。
今回は斤量による機械的な加点を行わず、実績点とは分けて考える。
■順位以上に見るべき数字
テイエムサンレーヴの16.67点は、3戦2勝という高い率を映している。
イプシロンナンバーの15.00点は、7戦中6回の3着以内という安定性を映している。
この1.67点差は、勝つ確率の差ではない。
また、ソルチェリアとマシンは同点でも、前者は連対、後者は3着以内の頻度に強みがある。数字を読む価値は、順位を決めるだけでなく、その順位が生まれた理由を見つけるところにある。
■当日に確認したい情報
単勝オッズと人気
近走のクラス・着差・走破時計
京都ダート1800mの成績
脚質と想定される位置取り
馬場状態と馬体重の変化
これらがそろって初めて、市場・適性・展開・状態を加えた総合評価へ進める。
今回の実績順位は、当日の情報を重ねるための出発点となる。
■関連情報
公営競技のデータ分析に関する記事は、混合レーティング研究所のサイトから確認できます。
https://publicracingrating.com/
■免責事項
本記事は、提供された出馬表の通算着度数を基にした参考分析です。実績点は独自の簡易計算であり、JRA公式の評価、勝利確率、的中や利益を保証する数値ではありません。未提示の情報は評価に含めていません。出走取消、発走時刻、馬場、斤量などの最新情報は主催者の公式発表をご確認ください。馬券の購入は20歳以上の方が、ご自身の判断と責任で行ってください。
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