飯塚オート12R準決勝を混合レーティングで読む|3連勝の2人、差がつくのはどの数字か

オートレース

2026年10月11日(日)
GⅡオーバルチャンピオンカップ
飯塚オート・準決勝戦12R
3100m/投票締切20:28/発走予定20:30

青山周平も、篠原睦も、今節3戦3勝。

着順だけを見ると、どちらも同じ満点に見える。しかし、走破タイムとスタートを重ねると、2人の強みは違ってくる。

さらに、その前には0mから走る道智亮介がいる。後方の速さが勝るのか、前方の位置が生きるのか。今回は、この違いを混合レーティングで整理する。

■ 暫定MR順位

順位 車番 選手名 MR
1位 8 青山周平 70.4
2位 7 篠原睦 58.7
3位 5 中村杏亮 52.8
4位 3 川口裕司 49.8
5位 2 林弘明 46.3
6位 6 青島正樹 45.7
7位 1 道智亮介 43.6
8位 4 村瀬月乃丞 41.8

当日の試走タイム、走路状態、オッズが未掲載の段階での暫定評価。点数は勝率や的中確率ではない。

■ 今回の数値化ルール

基本配点は、市場30点・実績25点・適性20点・展開15点・状態10点の100点満点。

今回は市場情報がないため、市場項目は全員15点の仮置きとした。人気を推定した点数ではなく、順位に影響しない共通値である。

残る70点は、提示された出走表から次の方法で計算した。

実績25点:
25×(掲載2連率+掲載3連率)÷200

適性20点:
今節3走の平均競走タイムを比較。
20×(8人中の最も遅い平均値-本人の平均値)
÷(最も遅い平均値-最も速い平均値)

展開15点:
今節3走の平均STを同じ方法で比較し、速い選手ほど最大10点。
0mの道智には位置評価として5点を加算。10mの7人は加算なし。

状態10点:
10×(8-今節3走の平均着順)÷7

適性は今回、飯塚での今節タイムを代理指標としている。走路適性そのものを確定する評価ではない。また、ハンデ加点は独自の簡易ルールであり、10m差の効果を実測したものではない。

掲載連率の集計期間は、貼付データでは確認できないため、掲載値として使用した。

■ 青山周平が抜けた理由

青山の今節競走タイムは、
3.404、3.404、3.410。

平均は3.4060で、今回の8人では最も速い。

さらに掲載2連率・3連率はともに100.0%。実績25点、適性20点、状態10点が、この簡易採点ではいずれも満点になった。

一方、平均STは約0.153秒。今回のメンバーでは速い側ではなく、展開項目は0.4点にとどまる。

つまり青山の首位評価は、先に出る力よりも、今節の走行スピードと着順の安定によるものだ。

8号車の10m外側から、どの位置で追走に入れるか。その確認が、当日の評価を仕上げるポイントになる。

■ 篠原睦の3連勝は、スタートとの組み合わせで読む

篠原の平均競走タイムは3.4327。
平均STは約0.113秒。

青山との平均タイム差は約0.0267秒。一方、平均STは篠原の方が約0.040秒短い。

この2つは意味の違う数字であり、差をそのまま相殺することはできない。ただし、篠原には青山より先に好位置を取る可能性を考える材料がある。

3連勝という共通点の裏側に、青山の走行スピードと、篠原の位置取りにつながるスタートの違いが見える。

■ 中村杏亮は、着順とSTの安定が支え

中村は今節1着、2着、1着。
平均STは0.100秒で、青島正樹に次ぐ速さだった。

平均競走タイムは3.4443で、タイム比較だけなら上位ではない。それでも掲載2連率60.0%、3連率70.0%と、今節の好走を合わせて3位になった。

STは0.09、0.10、0.11秒とばらつきが小さい。10m勢の中で先に動けるかが、評価を生かす条件になる。

■ 川口裕司と林弘明は、強みが違う

川口の平均競走タイムは3.4293。青山に次ぐ2番手だった。

ただし、今節着順は2着、5着、2着。走行タイムの良さが、毎回同じ着順につながっているわけではない。

林は2着、3着、3着で、掲載3連率80.0%。平均競走タイムは3.4547と見劣るものの、着順のまとまりが実績評価を支えている。

川口は速さ、林は安定。総合順位が近くても、評価の中身は異なる。

■ 下位評価にも、見落とせない材料がある

青島正樹は平均ST0.070秒で最速。展開項目は10点だった。一方、掲載連率と今節着順で点数が伸びず、総合6位となった。

道智亮介は0mの単独配置で、今節1着、1着、2着。平均競走タイムは今回最も遅いが、後方勢と同じ位置から走るわけではない。簡易的な5点加算だけでは、逃げの効果を十分に表せない可能性がある。

村瀬月乃丞は初日3.407、2日目3.429、3日目3.478と、競走タイムの変動が大きい。平均値では8位となったが、初日の数字は能力を再確認する材料になる。悪化の原因は、この出走表だけでは断定できない。

■ 発走前に確認したいこと

今回の暫定MRでは、青山周平が首位。ただし、当日の試走と走路状態が入れば評価条件は変わる。

特に確認したいのは、青山の試走での気配、篠原と中村のスタート後の位置取り、道智が逃げを維持できる走路かどうか。

湿走路になった場合は、掲載された湿前走1件だけで順位を組み替えず、湿走路の複数走を確認したい。

今回の数字が示すのは、青山の速さが最も強く評価される一方、序盤の位置には別の比較軸が必要だということ。着順が同じ選手でも、勝ち上がってきた内容を分けて読むと、準決勝の見どころが具体的になる。

■ 関連情報

混合レーティング研究所
https://publicracingrating.com/

■ データ出典

オートレース公式・飯塚12R出走表
https://autorace.jp/race_info/Program/iizuka/2026-10-11_12/program

分析は、ご提示の出走表に掲載された数値を使用。

■ 免責事項

本記事は公開データを整理した独自分析であり、着順、的中、利益を保証するものではありません。MRの配点と計算方法は今回の比較用の簡易モデルで、統計的な予測精度は検証していません。競走タイムは走路やレース展開などにも左右されます。購入する場合は最新の公式情報を確認し、ご自身の判断と無理のない範囲でお楽しみください。車券の購入は20歳以上に限られます。

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