2026年10月12日、浜松オート9R優勝戦。
試走最速は、中村友和と鈴木宏和の3.37だった。
しかし、同じ試走タイムでも、近走のスタート、試走偏差、ハンデ位置を重ねると評価は変わる。
今回の焦点は「20m勢の追い上げ力が、0m勢の先行利を上回るか」。提示された発走前データを使い、その違いを数値で整理する。
※本記事は発走時刻を過ぎて作成した、出走表に基づく振り返り分析です。実際の着順は反映していません。
■開催条件
浜松オート9R・優勝戦
開催日:2026年10月12日(月)
発走予定:13:55
投票締切:13:53
距離:3100m
天候:晴
気温:26.0℃
湿度:54.0%
走路温度:49.0℃
走路状況:荒
■混合レーティング順位
順位 車番 選手名 MR指数 ハンデ 試走
1位 7 鈴木宏和 68.0 20m 3.37
2位 6 栗原佳祐 67.0 20m 3.38
3位 2 鈴木静二 65.5 0m 3.40
4位 3 和田健吾 60.3 0m 3.40
5位 5 吉林直都 54.4 20m 3.38
6位 1 小林頼介 50.9 0m 3.42
7位 4 中村友和 46.4 20m 3.37
指数は今回の簡易モデルによる相対評価です。勝率や的中確率ではありません。
■数字の作り方
通常の配点は、市場30点・実績25点・適性20点・展開15点・状態10点。
今回はオッズが提示されていないため、市場30点は未評価とし、残る70点を100点に換算した。
MR指数=評価済み4項目の合計÷70×100
各項目は、次のルールで計算した。
実績・25点
掲載された2連率と3連率の平均を25点に換算。
例:栗原佳祐は、ともに70.0%なので17.5点。
適性・20点
試走タイムと試走偏差を、それぞれ出走7選手内で比較。小さい数値ほど高く評価し、各10点を配分した。
偏差欄の085は0.085として扱った。
ただし、荒走路での専用成績は未提示。ここでの適性は、試走と偏差による代替評価である。
展開・15点
ハンデ位置と掲載前3走の平均STを各7.5点で評価。
ハンデは0m勢を7.5点、20m勢を0点とした。STは今回の7選手内で小さいほど高得点。
状態・10点
掲載前3走の着順を使用。
各走を「(8-着順)÷7×10」で点数化し、その平均を採用した。
近走の相手関係や走路条件、同日出走の違いは補正していない。特にハンデを二段階で評価するため、0m勢に有利なモデルになっている。
■短評――上位3選手は、それぞれ強みが違う
1位・7番 鈴木宏和
試走3.37と偏差0.089の組み合わせが評価を押し上げた。
実績16.25点、適性18.00点、展開4.29点、状態9.05点。合計47.58点を100点換算すると68.0となる。
試走の速さに加えて偏差も比較的小さい。ただし、近3走の平均STは約0.203。今回のデータだけで、20m勢のスタートを圧倒するとまでは言えない。
2位・6番 栗原佳祐
2連率70.0%、3連率70.0%は、掲載値でともに最上位。
実績17.50点、適性14.50点、展開5.83点、状態9.05点。換算指数は67.0。
試走は鈴木宏和より0.01遅いが、近3走の平均STは0.160と速い。実績とスタートを合わせた評価で、首位との差は約1点に収まった。
3位・2番 鈴木静二
0m勢では最上位。近3走のSTは0.12、0.10、0.12で、平均約0.113は今回の7選手で最も速い。
実績13.75点、適性9.50点、展開15.00点、状態7.62点。換算指数は65.5。
試走3.40だけでは後方勢に見劣りする。しかし、0mから先行して自分のペースを作れる可能性を加えると、評価は上がる。
■4位以下で見落としたくない材料
3番・和田健吾
鈴木静二と同じ試走3.40で、偏差は0.091と小さい。前走1着も評価材料。ただし、平均ST約0.210が展開点の差になった。
5番・吉林直都
掲載前3走は2着、1着、1着。状態点は高い一方、偏差0.103が今回の計算では伸びを抑えた。近況の着順を重く見るモデルなら、順位が上がり得る。
1番・小林頼介
0mと前走1着が強み。試走3.42と連率が総合点を抑えたが、偏差0.085は今回の最小値。試走順位だけで実戦の走りを決めつけられない選手である。
4番・中村友和
掲載前3走はすべて1着。試走も最速タイの3.37で、近況には明確な強みがある。
それでも今回の指数は7位。平均ST約0.323と20mハンデによって展開点が0点となり、偏差0.105も評価を下げたためだ。
この順位は能力最下位を意味しない。スタートとハンデを重く扱う今回の計算が、中村に厳しく働いた結果である。3連勝と試走最速を考えると、指数順位だけで評価を終えるべきではない。
■49℃の荒走路を、どう読むか
走路温度49.0℃、走路状況「荒」。この条件では、試走の速さに加え、レース中にどの走行ラインを使えるかも確認したい。
ただし、今回の資料には荒走路での選手別成績や当日の走行映像がない。特定の選手に荒走路適性の加点はしていない。
鈴木宏和、栗原佳祐、鈴木静二の指数差は2.5点以内。追い上げ力、実績、先行利のどれを重く見るかで、上位の順序が変わり得る評価差だ。
■今回の分析から見えること
試走最速の2人が、総合指数でも並ぶとは限らない。
鈴木宏和は試走と偏差、栗原佳祐は連率とST、鈴木静二は0mからの先行力で評価を積み上げた。
一方、中村友和の低順位は、点数の前提を読む必要性を示している。数字を見るときは、順位とともに「何を加点し、何を未評価にしたか」を確認したい。
■関連情報
混合レーティング研究所
https://publicracingrating.com/
■出典
オートレース公式・浜松9R出走表
https://autorace.jp/race_info/Program/hamamatsu/2026-10-12_9/program
分析には、ご提示の出走表データを使用しました。
■免責事項
本記事は公開出走表をもとにした独自の分析であり、着順、的中、利益を保証するものではありません。指数は評価方法によって変わり、勝率を示すものではありません。未提示のオッズや荒走路適性は反映していません。車券の購入は20歳以上の方に限られます。オートレースは無理のない範囲でお楽しみください。
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