東京芝1400mで、通算成績の差をどう読むか
2026年10月4日(日)の東京9R・tvk賞は、芝1400mで行われる3歳以上2勝クラスの定量戦です。発走予定は14時35分。15頭が出走予定です。
出馬表を見ると、15頭中14頭が通算2勝です。しかし、同じ2勝でも、4戦で到達した馬と31戦で到達した馬では、成績の積み重ね方が異なります。
今回の分析では、勝利数に加えて2着・3着の回数と出走数を数値化します。そのうえで、通算成績から分かることと、東京芝1400mの評価に必要な未確認情報を整理します。
MR実績部分の暫定順位
混合レーティングは、市場30点・実績25点・適性20点・展開15点・状態10点の計100点で比較します。
今回の提示資料には、単勝オッズ、近走の具体的な内容、馬体重、馬場状態がありません。このため、算出するのは実績部分の簡易評価のみです。残る75点は未評価とし、総合MRは確定しません。
実績点の計算式
実績点=25×(1着回数+2着回数×0.6+3着回数×0.3)÷通算出走数
今回の比較では、1着に1.0、2着に0.6、3着に0.3の係数を設定しています。これは通算着順を整理するための簡易式であり、予測精度を検証したモデルではありません。
順位/馬番/馬名/実績点(25点満点)/通算複勝率
1位/9/フェルミアーク/14.38/75.0%
2位/10/スペルーチェ/12.50/71.4%
3位/1/ララバニュルス/11.00/60.0%
4位/3/イヌボウノウタゴエ/10.36/57.1%
5位/11/ウフドゥウフ/10.00/64.3%
6位/5/サーナーティオン/7.19/37.5%
7位/4/ルージュブリッツ/7.14/28.6%
8位/15/ラパンチュール/5.91/27.3%
9位/7/セルズパワー/5.47/31.3%
10位/8/メイケイバートン/5.24/38.7%
11位/13/ハクサンイーグル/5.18/35.7%
12位/12/ハルオーブ/5.05/33.3%
13位/2/レイユール/4.71/23.5%
14位/14/カガラプンツェル/4.55/18.2%
15位/6/エイヨーアメジスト/4.26/23.5%
実績点と複勝率は、提示された通算成績から算出しています。今回の勝率・好走確率を表す数字ではありません。
短評|フェルミアークの高い成績率と標本の小ささ
フェルミアークは通算4戦2勝、3着1回。勝率50.0%、複勝率75.0%で、簡易実績点は14.38点です。
計算例は、25×(2+0×0.6+1×0.3)÷4=14.375。小数第2位まで表示すると14.38点となります。
少ない出走数で好成績を残していることが、今回の評価を押し上げています。ただし、4戦では1走による率の変動が大きくなります。今回と同じ距離やクラスでの実績かどうかを確認する必要があります。
スペルーチェは7戦中5戦で3着以内
スペルーチェは通算7戦2勝、2着2回、3着1回。連対率57.1%、複勝率71.4%で、実績点は12.50点です。
勝利だけでなく、2着・3着も重ねている点が特徴です。フェルミアークとの差は1.88点ですが、距離や相手関係を補正していない段階では、この差だけで今回の優劣を決められません。
東京芝1400mでの過去走や、2勝クラスでの走りが分かれば、実績評価の意味をより具体的に判断できます。
ララバニュルスとウフドゥウフは安定性の中身が異なる
ララバニュルスは10戦2勝、2着4回。連対率60.0%は今回の出走馬中で最も高い数字です。実績点は11.00点となりました。
ウフドゥウフは14戦2勝、2着5回、3着2回。複勝率64.3%はララバニュルスの60.0%を上回りますが、今回の実績点では10.00点です。
これは、今回の式が1着を最も高く評価し、出走数で割っているためです。2着以内の頻度と3着以内の頻度では、比較の結果が変わります。点数だけでなく、その数字を作った着順の内訳も確認したいところです。
イヌボウノウタゴエは斤量差と能力差を分けて考える
イヌボウノウタゴエは7戦2勝、2着1回、3着1回。実績点10.36点で4位です。
負担重量は54kg。フェルミアークやルージュブリッツ、カガラプンツェルと同じ3歳牝馬の設定です。
このレースの斤量は年齢・性別による定量条件です。古馬牡馬の58kgに対して4kg軽いことを、そのまま能力上の優位や加点に置き換えることはしません。過去走の斤量や相手関係と合わせて評価する必要があります。
下位の実績点でも、今回の条件次第で評価は変わる
メイケイバートンは31戦2勝、2着5回、3着5回。複勝率38.7%ですが、出走数に対する勝利の比率が低いため、今回の実績点は5.24点です。
ハルオーブは48戦4勝、2着7回、3着5回。勝利数は最多ですが、実績点は5.05点となりました。勝利した競馬場・距離・クラスが未確認のため、4勝という数字だけで上位評価にはできません。
ほかの馬も同様です。通算成績に今回と異なる条件のレースが多く含まれていれば、簡易実績点だけでは適性を十分に表せません。
東京芝1400mで総合評価を進めるための確認点
適性では、芝1400mと東京コースの成績を確認します。着順に加え、着差、相手関係、走破時計、上がり3ハロンを見ることで、過去の走りが今回につながるかを判断します。
展開では、各馬の近走の位置取りと脚質が必要です。今回の出馬表だけでは、先行争いの強さやペースを具体的に想定できません。
状態では、馬体重とその増減、休養期間、近走内容などを確認します。市場評価には単勝オッズなどが必要となります。
未確認の項目に一律の点数を与えると、情報不足が見えにくくなります。現段階では実績部分だけを比較し、追加情報を確認してから総合MRを更新するのが適切です。
今回の数値から読み取れること
フェルミアークは少ない出走数での勝利頻度、スペルーチェは3着以内の頻度が特徴です。ララバニュルスは連対率、ウフドゥウフは複勝率に強みが表れています。
ただし、これは通算成績の比較です。東京芝1400mへの適性、今回の展開、当日の状態を確認することで、評価順位が変わる可能性があります。
関連解説
混合レーティングの考え方と記事の読み方は、混合レーティング研究所のトップページをご覧ください。

免責事項
本記事は、提示された出馬表をもとにした独自のデータ分析です。掲載した実績点は今回の比較用に設定した簡易指標であり、JRAの公式レーティングではありません。過去の成績率や評価順位は、今回の結果・的中・利益を保証するものではありません。
開催日時、出走取消、騎手変更、馬場状態、馬体重、オッズなどの最新情報は、主催者の公式発表をご確認ください。馬券購入は20歳以上の方が、ご自身の判断と無理のない範囲で行ってください。
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