全国勝率トップは4号艇・中辻崇人。モーターの連対率トップは5号艇・佐竹太一。それでも、枠順とスタートを合わせると、違う順位が見えてくる。
2026年10月9日、多摩川「第10回ドコモSMTBネット銀行賞」最終日12R。優勝戦の比較で大切なのは、ひとつの数字だけで結論を出さないことだ。
今回は提示された出走表から、実績・機力・枠順・平均STを数値化した。誰が上位かに加え、その順位がどの条件で変わり得るかを整理する。
■レース概要
開催日:2026年10月9日(金)
競艇場:多摩川
レース:12R 優勝戦
距離:1800m
締切予定時刻:16:28
※開催情報は提供された出走表に基づく。展示、進入、気象、水面状況、直前オッズは未反映。
■混合レーティング順位表
順位 艇番 選手名 暫定MR
1位 1号艇 中亮太 67.5
2位 2号艇 若林義人 62.4
3位 3号艇 松井洪弥 58.9
4位 4号艇 中辻崇人 53.9
5位 5号艇 佐竹太一 39.4
6位 6号艇 畑和宏 38.0
点数は今回の簡易モデルによる比較指数。勝率や的中確率ではなく、67.5点が勝率67.5%を意味するものではない。
■今回の数値化方法
通常の配点は、市場30・実績25・適性20・展開15・状態10の合計100。
今回はオッズがないため、市場30点を除外。残る70点分を100点換算した暫定評価とする。
各項目は次の方法で計算した。
実績:全国勝率×10
適性の代替指標:モーター2連率と3連率の平均
展開:枠なり進入を仮定し、1~6号艇に100・80・60・40・20・0点
状態の代替指標:(0.20-平均ST)÷0.10×100
※各項目は0~100点の範囲。
暫定MR=
(実績×25+適性×20+展開×15+状態×10)÷70
枠順の点数は今回設定した仮定であり、多摩川の実測コース別勝率ではない。また、モーター成績は水面適性そのものではなく、平均STも当日の状態を直接示すものではない。
当地成績の0.00は低能力として減点せず、欠測扱いとした。当地出走数が不明なため、今回は全艇の当地成績を得点から外し、短評の参考にとどめる。
■1号艇・中亮太――実績と内枠が重なる
中亮太は全国勝率6.93、全国3連率70.94%。平均STは0.14で、モーター2連率38.10%も出走メンバー中2番目に高い。
全国実績だけなら中辻崇人に及ばない。しかし、内枠の位置と機力の指標を重ねると、今回の暫定MRでは首位となった。
注目点は、1コースを確保したうえでスタートと旋回をまとめられるか。当地勝率0.00から「多摩川が苦手」とは判断できない。
■2号艇・若林義人――差を縮めるスタート力
若林義人の平均STは0.12。松井洪弥と並び、メンバー最速の数値だ。
全国勝率6.29に対し、当地勝率は6.60、当地2連率は56.60%。当地データには好材料がある一方、モーター2連率31.37%、3連率48.04%は、ともに6艇で最も低い。
内側に近い位置とスタート指標が評価を支えている。展示では、差しに必要な回り足を確認したい。
■3号艇・松井洪弥――級別より数字を見る
松井洪弥はA2だが、全国勝率6.36は若林義人の6.29を上回る。全国2連率53.64%も中亮太の53.85%に近い。
平均ST0.12も評価材料。A1かA2かという区分だけでは、今回の比較を十分に説明できない。
一方、当地勝率5.12、当地3連率41.18%は、全国成績より低い。出走数と集計期間を確認できないため断定は避けるが、展示での旋回の安定感が気になる一艇だ。
■4号艇・中辻崇人――実績トップが4位になる理由
全国勝率7.16、2連率59.68%、3連率75.81%。中辻崇人は全国実績の3指標すべてでメンバー最上位だ。
それでも暫定MRは4位。今回のモデルでは、外寄りの枠順と平均ST0.15が、内側3艇との比較で点差につながった。
ここは順位表の読みどころでもある。4位は「実力が4番目」という意味ではない。枠順に与えた配点の影響を受けた順位だ。
進入が変わる、内側がスタートで遅れる、展示で伸びが目立つ。そうした条件が確認できれば、評価を見直す余地がある。
■5号艇・佐竹太一――機力指標は最上位
佐竹太一のモーターは、2連率40.50%、3連率63.64%。どちらもメンバー最上位だ。
全国勝率4.87、平均ST0.18では見劣るものの、当地勝率6.30、当地3連率65.00%は参考になる。
今回のモデルでは全国実績と外枠が順位を下げた。ただし、モーター成績だけで実際の伸びや回り足は断定できない。展示で数値に見合う動きがあるかを確認したい。
■6号艇・畑和宏――当地実績と大外の距離
畑和宏は当地勝率6.50、当地3連率70.00%。当地成績には一定の比較材料がある。
一方、今回は6号艇。枠なり進入を前提とするモデルでは、展開点が最も低くなるため、暫定MRも6位となった。
5位との差は1.4点。この小差を決定的な能力差と読むべきではない。進入と内側の攻防次第で、順位表だけでは表せない展開が生まれる。
■当日の展示で確認したいこと
最初に見るのは進入。枠なりが崩れれば、今回の展開点の前提も変わる。
次に、中亮太の旋回と若林義人・松井洪弥のスタート比較。平均STは過去の指標であり、当日のスタートを保証しない。
外側では、中辻崇人の伸びと佐竹太一の回り足を確認したい。全国実績とモーター成績の強みが、展示の動きに表れているかが焦点になる。
■数字の首位と、レースの結末を分けて考える
今回の暫定MRでは中亮太が首位。ただし、この順位は「実績と機力を、枠なりの位置関係に重ねた結果」だ。
全国実績なら中辻崇人、モーター成績なら佐竹太一、平均STなら若林義人と松井洪弥。それぞれに違う強みがある。
順位を眺めるだけでなく、何が点数を押し上げ、何が評価を抑えたのかを読む。そのうえで展示と進入を照合すると、優勝戦の見方がより具体的になる。
関連情報:混合レーティング研究所
https://publicracingrating.com/
■免責事項
本記事は提供された出走表をもとにした独自の比較分析です。評価点は勝率・的中確率を示すものではなく、結果や利益を保証しません。配点と仮定により順位は変わります。最新の出走表、展示、進入、気象、水面状況、締切時刻は公式情報をご確認ください。舟券購入は20歳以上の方が、ご自身の判断と無理のない資金範囲で行ってください。
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